ドメーヌ
テロワール
ドメーヌは、北にロワール河、南にシェール川が流れ、東にはシャンボール城、西にはシュノンソー城が佇む、ロワール=エ=シェール県の「ソローニュ・ヴィティコール」と呼ばれるブドウ栽培地域に位置しています。トゥーレーヌ、シュヴェルニー、クール=シュヴェルニー、そして最近ではトゥーレーヌ=オワリーなどのAOC(原産地統制名称)があります。
雄大なロワール河とその支流シェール川に挟まれたこの広大な台地は、ゆるやかな斜面がつらなるなだらかな丘陵地です。土壌は、砂礫質から石灰質の砂地、石混じりの粘土質までさまざまですが、ドメーヌの畑は主に粘土質の砂地です。この土壌は、夏場の水不足の影響を受けにくいという特長を持ち、海洋性気候と大陸性気候の二つの影響も相まって、芳醇なアロマを生み出す理想的な環境が整っています。




ワイン造りに携わる人々

ブドウ畑
現在、ドメーヌの35ヘクタールのブドウ畑は、トゥーレーヌ=オワリーの9つの村のうちの5つ、つまり家族のルーツであるシュシー(Choussy)、最西端のトゥネ(Thenay)、名称の由来となったオワリー(Oisly)、最東端のサセ(Sassay)、そしてコントル(Contres)にまたがっています。
土壌は、トゥーレーヌ=オワリーで最も多いソローニュ砂土が中心で、一部の区画では「ブルネ・ペリュシュー(Bournais Perrucheux)」や「ペリューシュ(Perruches)」と呼ばれるやや粘土質の土壌も見られます。
ブドウの木は、リオネルの祖父ポール・ゴソームが1957年に植えた最も古いものも含め、トゥーレーヌ=オワリーの代表的な品種であるソーヴィニヨン・ブランが主ですが、この地域の特徴である多様性も大切にし、メリエ=サン・フランソワ、ムニュ=ピノー、シュナン、シャルドネ、ガメイ、コット・ガルノン、ピノー・ドニス、カベルネ・フランなどの品種を育て、個性豊かなキュヴェを生み出しています。